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“ケチャ”って何?アニメ映画『AKIRA』の生音も聴ける『ケチャまつり』に行ってきた

本日4日(日)まで西新宿の新宿三井ビルディング55HIROBAで開催している『第38回 芸能山城組ケチャまつり』に行ってきました!

 

「ケチャップをかけあう祭りですか?」と、編集部ケイティがスペインのトマト祭り感覚で予想した『ケチャまつり』。正解は、バリ島のリズム合唱とインドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」の物語をアレンジした、バリ島の呪術的合唱舞踊劇「ケチャ」が観られる祭りのこと。なんと、新宿三井ビルディング55HIROBAで38年も続いている伝統のある祭りなのです。

 

「ケチャ」の一番の見どころは、「チャッチャッチャッ……」と4つのリズムパターンを組み合わせた16ビートのリズムをきざみながら、体を前後左右に揺らす半裸の男たち。劇の伴奏とサルの軍隊をになっているらしく、表情を変えずにひたすら「チャッチャッ」と大声で発声する姿は一種異様な存在感。息の合った動きと掛け声に圧倒されました。

 

ちなみに、ケチャには腕を前に振り上げる仕草があり、いまや、アイドルのライブには欠かせないヲタ芸のひとつ“ケチャ”のモチーフになっているとか……。

 

『ケチャまつり』では、「ケチャ」をはじめ、インドネシアの打楽器アンサンブル「ガムラン」や、グルジアやブルガリアの民族合唱、そして、巨竹交響打楽「ジェゴグ」を使用したアニメ映画『AKIRA』のサウンドトラック(山城祥二作曲、芸能山城組演奏)の生ライブも披露! 竹から奏でているとは思えないほどの迫力の重低音とやわらいかい高音の打楽器オーケストラは『AKIRA』ファンならずとも、必聴です。

 

祭りは正午から20時まで。会場ではインドネシアのビール「ビンタン」やブルガリアのビール「カメ二ツァ」も販売。晴天のもと本場の酒を飲みながら伝統音楽にどっぷり浸かるのもありです!

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