目指すは国際映画祭、短編オムニバス映画『全力映画』の撮影現場に遭遇
6日に放送されたドラマ『世にも奇妙な物語2012 秋の特別編』の撮影でAKB48の大島優子が来たり、バラエティ番組『ウチくる!?』の撮影でセレソンデラックス主宰の宅間孝行が来たりと、ちょくちょくテレビ番組や映画、雑誌の撮影が行われている新宿一丁目。先日も、花園公園付近で撮影クルーに遭遇。何の撮影か聞いてみると『全力映画』と呼ばれる短編オムニバス映画のプロジェクトの一環なのだそう。
同プロジェクトでは、伊月肇、松永大司、三宅伸行、森英人、山岡大祐ら国内外の映画祭を数多く経験した8名の若手監督が、新人・無名の役者をオーディションで選び、数カ月にわたってワークショップ(集中的演技指導)をしながら撮影を実施。完成作品は短編オムニバスにして劇場で上映。さらに、海外の映画祭からの招待も視野に入れているとか。主催で映画企画製作会社ARCvisonの中尾さんは「海外の映画祭に招待されることで、役者さんの知名度を上げたい」と目標を語りました。
この日僕が遭遇したのは、ロードムービー『ロックアウト』で、「ニューヨーク国際インディペンデント映画祭2009」外国語部門最優秀長編映画賞、最優秀監督賞、最優秀スリラー賞ほか国内外で受賞した、髙橋康進監督。「ワークショップをやりながら台本を作り上げていくのが新鮮。オーディションで配役を決めなければいけないからリスクはあるけど、無名の俳優さんが映画をきっかけにどう変化していくかが楽しみ」とプロジェクトについて意欲的でした。
上映予定の作品は「ある実験中に放たれた動物を探しに行ったアルバイトの3人が謎の男に出会う」ところからはじまるサスペンス・スリラー。公開は来年の春夏ごろ。新宿一丁目の撮影シーンは重要なためお見せできないのが残念ですが、気になる人はぜひ劇場で見てください! いずれ世界で注目されるかもしれませんよ。