いよいよ今週土曜日! 都築響一×ヴィヴィアン佐藤『第11回 JGフォーラム in 水たき玄海』
『第11回 JGフォーラム in 水たき玄海』、いよいよ今週土曜17日に開催です! 『JGフォーラム』ももう11回目となりましたが、今回は、とくにパンチの効いた回になることでしょう……。ゲストは、都築響一さんとヴィヴィアン佐藤さん。このおふたりがJGエリアについて語ってくれるのです。
都築響一さんは、フリーの編集者であると同時に、日本で最も権威ある写真賞・木村伊兵衛写真賞を1997年度に受賞した写真家。綺麗なモデルや、美しい街並み、誰も知らない風景ではなく、都築さんが被写体に選ぶのは、人が住む部屋、スナック、デコトラ、珍スポットなどなど、普段あまり光の当たらなさそうなものばかり。そういった誰もが見過ごしてしまいがちものに素晴らしさを見出しているというのが、都築さんの写真のまず1つの面白さだと感じます。だってこの方、著書の『現代美術場外乱闘』(洋泉社)で、「ルノワール」についてずっと文章書いてるんですよ。喫茶店の。ルノワール。ちょっと高くて椅子が柔らかいくらいしか考えたことなかったですよ、私。
ヴィヴィアン佐藤さんには、非建築家やパーティイストなどたくさんの肩書がありますが、その1つが“ドラァグクイーン”。ドラァグクイーンとは、床に“ひきずる”(=ドラァグ)ほどに派手な女装をしている人のこと。“女”を過剰に表現することで、逆にどんな性別でもない人間となっていたり、“男”や“女”という区別について改めて問いかけている存在だとも言われています。装うことで枠から抜け出す彼女、“普通”がない世界を生きるヴィヴィアンさんには、物事は少し違った風に見えているのでしょう。そして、ヴィヴィアンさん、博学多識でもあります。これは『JG』連載の「迷所巡礼」を読んでいる方は、もうご存知のことですね。
おふたりは、人や物がもつ個性をすくいとるのが非常に巧み。四谷、新宿の街が、都築さんとヴィヴィアンさんの目にはどんな色でもって映っているのでしょう? なんでもないものだと勝手に決めつけて、私たちが見逃してしまっているもの。それを目の前に差し出されて、「ほら、ちゃんと見たら素敵でしょう?」と教えられる。想像しただけで、どきどきしてしまう体験です。
ちなみにヴィヴィアンさんは人生の中の「追い出され」事件について語るらしいです。(参考→http://ameblo.jp/yukai-viviennesato/entry-11400417400.html)その話、絶対面白いでしょう!?
トークを楽しんだあとは、「水たき玄海」でそのまま会食です。普段は1万円以上のコースなんかを出しているお店ですよ……! そこに飲み物がついて、参加費は6000円。トークイベントにおいしい水炊きがついてって、お得にもほどがあるって感じじゃないですか!
事前予約制ですが、まだ間に合いますので、是非是非お気軽にお問合せください!
=====================
『第11回 JGフォーラムin水たき玄海』
都築響一×ヴィヴィアン佐藤
~マニアックな2人のディープな新宿~四谷談!!~
■開催日時:2012年11月17日(土)
■開演:12:00(開場11:30)
■会食:13:00~
■出演:都築響一、ヴィヴィアン佐藤
■進行:清水恒平(JG編集長)
■会場:水たき玄海本店
■会費:6000円(お食事・お飲み物付き)
■お申込み: 03-3352-3101(水たき玄海本店)
★事前予約制★
=====================
前回のJGフォーラムの様子はコチラ
前々回のJGフォーラムの様子はコチラ
『JGフォーラム』
……新宿~四谷タウン誌『JG』ならではのコンテンツを、JGエリアのお店で、リアルに楽しめるイベント。