電撃ネットワーク・三五十五さん1年半ぶりにステージに登場
2013年7月のがん発覚以降、治療・リハビリを続けている電撃ネットワークの三五十五さんが、12月21日(日)、「アントニオ猪木酒場 東京新宿店」で行なわれたイベント「電撃クレイジーナイト忘年会ダァー!」に車椅子に乗って登場。開口一番「お久しぶりでございます。あの世から戻ってまいりました」とコメントし、元気な姿を見せました。
メンバーの南部虎弾さんは「ずっと寝たきりよりも、みなさんの前に出た方がもっと元気になるだろうと思って連れてきました!」と今回の出演の経緯を説明。「目が見えないというのは、誰かの手を借りないと生きていけないということですから、みなさんの励ましの声を聞いて、少しでもよくなってくれればと思います。ぜひ、励ましの声をかけてください」と、視力が低下している三五十五さんを気遣う場面もあり、客席からは、拍手とともに「がんばれよー!」という声援が送られました。
また、元巨人のエースで元監督の堀内恒夫さんが見舞いに来た際に「長嶋さんの方がいいな」と三五十五さんが話していたことをギュウゾウさんが明かすと、三五十五さんはすかさず「長嶋さんの知り合いがいましたら見舞いに来てくださいと伝えてください。差し入れは寿司で」と観客にお願いし、会場を沸かせました。
直前の記者会見では、「ここまでよくなったのも、本当にみなさんのおかげです。いろんな方からたくさんのお見舞い、元気付けられる言葉をいただきました。なんとお礼を言ったらいいのか、数が多すぎてどっから手をつけていいのかわらからない状態ですが、必ず恩返しいたします」と感謝の言葉を述べ、「入院して、改めて電撃ネットワークがすごいグループだと思った」と、グループへの想いを打ち明けた三五十五さん。
1年半ぶりの4人そろっての出演にほかのメンバーは、「緊張しますね。普段は本人ももっとベラベラしゃべるんですけど。こうやって4人でステージに立てるのは本当にうれしいです」(ギュウゾウんさん)、「3人で活動している間、寂しかったり、パワー不足だったのでうれしい気持ちでいっぱいです」(ダンナ小柳さん)、「余命一週間、そう簡単に治るわけがないと言われた人間が、ここまで元気なっているのは確か。今日は急遽三五が出られるということだったので、まさか本当にそんなことができるとは」(南部虎弾さん)と、うれしさを噛み締めている様子でした。
三五十五さんは今後もしばらく療養期間に。今回の闘病体験を「本にしたい」という思いや、4コマ漫画やネタのアイデアもあるそうで、「まずは早く足を治してステージに立てるように、リハビリをがんばりたいと思います」と力強くコメント。ダンナ小柳さんも「電撃ネットワークは来年で25周年、リハビリをがんばっていただいて一緒にステージに立ちたい」と締めくくりました。
三五十五さんの元気な姿を見られたのはもちろん、改めてグループの絆の強さがうかがえた会見でした。