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【バックナンバー】ヴィヴィアン佐藤の新宿ノスタルジー「第3回 伊勢丹新宿店前(新宿三丁目)」

※本記事は『JG』vol.82(2015年11月26日発行号)に、一部加筆・修正し転載しています。
 
新宿在住のアーティスト・ヴィヴィアン佐藤さんが、過去の新宿~四谷の街へタイムスリップ!? 今昔写真でたどる街の変遷。
――――――――――――――
 
【第3回】伊勢丹新宿店前(新宿三丁目)
 
戦後はマッカーサーが居候!?
新宿のファッションリーダー

 
明治期、この場所には新美濃楼という遊女屋があったのだけれど、それが新宿二丁目に移ってから、「ほてい屋」という百貨店が建ったわ。
 
1933(昭和8)年には、神田旅籠町で「伊勢屋丹治呉服店」を営んでいた小菅丹治が、その隣りの土地に「伊勢丹新宿店」を出店、’35(昭和10)年にはほてい屋を買収し、ふたつの建物を一体化するための大改修をしたの。その痕跡ともいえるのが、いまから8年ほど前の改装まで店の地下にあった段差よ。
 
また、’45(昭和20)年、新宿が一面焼け野原になった際、同店の3階以上は進駐軍に接収され、’53(昭和28)年までそこで地図が作成されていたそう。“新宿のファッションリーダー”はマッカーサーのファッションチェックもしていたのかしら。
 
ところで、伊勢丹の象徴(紋章)、タータン柄のペーパーバッグは、’58(昭和33)年頃にティーンエイジャーショップ限定で導入されたのが始まり。現在のタータン柄は2年前に一新され、スコットランドが管理する「スコットランド・タータン登記所」に正式登録されたのよ。
 
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2015年時の伊勢丹新宿店前。
 
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伊勢丹バックに伊勢丹バッグコーデ。
 
■ヴィヴィアン佐藤
非建築家、アーティスト、イラストレーター、パーティイスト、ドラァグ・クイーン、文筆家、映画評論家など、さまざまな顔をもつ、JGエリアの“動くオブジェ”。 ジャンルを横断し、独自の美意識と哲学で“トーキョー”と“現代”を乗りこなす。
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