※本記事は『JG』vol.86（2016年7月26日発行号）に、一部加筆・修正し転載しています。
新宿在住のアーティスト・ヴィヴィアン佐藤さんが、過去の新宿～四谷の街へタイムスリップ!? 今昔写真でたどる街の変遷。
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【第7回】新宿御苑前駅（2番出入口）前
嗚呼、昭和39年
昭和“95”年はいかに!?
ときは昭和39（1964）年。まさに東京オリンピックの聖火リレーのリハーサル中。次の東京オリンピックは昭和“95”（2020）年。実に56年ぶり。
’64年は日本麦酒がサッポロビールに社名変更し、「かっぱえびせん」が発売され、M・デイビスが初来日し、雑誌『平凡パンチ』と『ガロ』が創刊され、営団地下鉄日比谷線が全線開通し、よみうりランドが開園し、日本武道館が会館……。
新宿では、紀伊國屋書店地下のカレー屋モンスナックや珈琲西武が開店、新宿ステーションビル（現ルミネ）も完成したわ。
’19年には新国立競技場が完成し、’20年には都内で完全無人タクシーが実用化、65歳以上の高齢者人口が全体の約29％に達する予定……。芦田愛菜ちゃんは16歳。
漫画『AKIRA』は’20年の東京オリンピックに向けて都市開発を進める’19年の東京が舞台。当時から東京オリンピック開催を予言（＝リハーサル）していた？ そして、東京にはいつになったらリハーサル（仮知事）ではなく、本番の都知事が現れるのかしら。
2016年時。
■ヴィヴィアン佐藤
非建築家、アーティスト、イラストレーター、パーティイスト、ドラァグ・クイーン、文筆家、映画評論家など、さまざまな顔をもつ、JGエリアの“動くオブジェ”。 ジャンルを横断し、独自の美意識と哲学で“トーキョー”と“現代”を乗りこなす。
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