美大生たちによるカボチャ作品がズラリ！ 新宿サザンテラスでハロウィンイベント

　もうすぐハロウィンということで、10月31日（水）まで新宿サザンテラスにて、美大生のみなさんによるカボチャをつかった作品を展示する「Southern Terrace Halloween 2012」が行なわれています。日頃さまざまなデザインに触れている美大生の頭の中を覗いてみたい！ と思ったので、サザンテラスまで観に行って来ました。

　新宿駅南口から信号を渡り、スターバックスコーヒーやフランフランなどのお店が並ぶ道の右手に小田急サザンタワーがあります。まずエントランスに入ると、大きなおばけカボチャが迎えてくれます。少しずつ違う色味のオレンジが重ねられていて、今にも動き出しそうな佇まい。普段は森の中で生活してるのでは…なんて思えてきます。そして上に続く階段には、一段あがるごとに色や形、表情の違うカボチャたちを観て楽しむことができます。その数約50個。夜の間にはしゃいだカボチャたちが、こっそり並び順を変えていてもわからないかもしれませんね。

　このイベントに参加した美大生たちの作品は、会場内のあちこちに展示されています。倉持美紀さん（多摩美術大学情報デザイン学科3年）の「つめこみハロウィン」は、淡いオレンジのカボチャに、ハロウィンを楽しむ人やお化けたちの絵が描かれていて、カボチャの目と口の部分が黒くなっています。カボチャ一面に描かれたひとつひとつのイラストをじっくり見るのも楽しいです。小さな立方体の木材を使ってカボチャのデコボコ感を出したという黒岩瑞希さん（武蔵野美術大学彫刻学科2年）の「ピクセルカボチャ」は、間近で見るより一歩引いて全体を見るのがオススメ。

　また、お菓子を貰いにきたやんちゃなネコ達がかわいい近江未帆さん（多摩美術大学グラフィックデザイン学科2年）の「Lovely○Monster+Cats（※○はハート、+は十字架のマーク）」は窓際に展示されているので、正面と左右に描かれたネコ達が、昼と夜で違う表情を見せるかもしれません。そして、カボチャではなくスイカやみかんなどのお化けがでてくる不思議な世界を創ったTSUNOMENTさん（多摩美術大学絵画学科4年）の「プンキポン」は、まるでなにかを企んでいるかのような表情のお化けたちが印象的でした。そして永島知美さん（多摩美術大学グラフィックデザイン学科3年）の作品「かぼちゃ×かぼちゃ」は、「サザンテラスはおしゃれな人が集まる場所」ということで、真っ白なカボチャのオブジェに、カボチャの実や花の絵がぎっしり描かれていて圧倒されました。

　どの作品も、さすが美大生だなぁという個性的なカボチャばかりで、いい刺激をたくさんもらいました。彼女たちには到底及ばないけれど、帰りに東急ハンズに寄って、私もカボチャ作品を作ってみようかなと思います！

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