還暦イベントも開催予定! 開業15周年「ルミネtheよしもと」村上ショージさんにインタビュー
『JG×STUDIO ALTA』の連載でお馴染み、石田靖さんが新喜劇の座長を務める劇場「ルミネtheよしもと」が、今年4月に開業15周年を迎えました。そこで、石田さん同様に「ルミネtheよしもと」の看板を背負う、芸歴37年の大御所・村上ショージさんに15周年について、特別にインタビューさせていただきました。
――15周年おめでとうございます。
もう15年になんのかいな。早いなあ。最初は新宿駅のビルの真上でどういう形でやるのか、会社の人も芸人も想像つかんかったやろうと思うし、お客さんがどういうものを望んでいたり、笑うのか、手探り状態でやってきたから。あっという間に15年経ったな、ほんま。
――15年間で印象に残っていることは?
なんやろな。次課長(=次長課長)や中川家、ダイノジ、たむけん(=たむらけんじ)、ギンナナの金成くん、ライセンスの藤原くんとか、いろんな芸人さんと一緒に舞台に立ったり、コメディ作ったりして、すぐではないけれど、やっているうちにみんなも売れてきたことかな。次課長の河本くんが「兄さんちょっと後輩呼んで来ていいですか?」って、タカトシのトシくんの方かな? 連れてきたりして。いまはもうなくなってしまったけれど、僕の行きつけだった新宿三丁目のスナックだったりで、後輩たちとご飯食べたり、飲み会してましたね。あと、東日本大震災(2011年)はひとつの大きな出来事やったんちゃうんかな。自粛でお客さんが減って、劇場もガラガラで。それでも、最近は値段も手頃(2014年7月より昼公演が4000円から2000円に大幅値下げ)になって、気軽に楽しんでいただけるようになって、お客さんも入ってきてると思います。
――ワンコインライブ『村上ショージ独演会』(毎月1回30分間)について。
ワンコインライブは震災前の6年前から、スタッフに「やりませんか?」って言われて。年齢層も幅広いですね。お母さんと一緒に3歳からずっと来てくれている女の子もいて、いつも誕生日にプレゼント持ってきてくれて。逆にサプライズでライブ中にその子の誕生日を祝ったりもして、毎回30分間ですが、僕も楽しませていただいています。
――新宿で行きつけの飲食店はある?
悪いけど、新宿はそんなに僕が食べに行っているとこないのよ(笑)。行くとしても劇場の近く。最近はそんなに行ってないけれど、若手や関係者と「大庵」や「くらわんか」には行きますね。あと、東南口正面のうどんやさんとか。前は、冬場になると、旧サンミュージック本社の手前にあるふぐ料理の山田屋にもちょくちょく行ってたなあ。ゴールデン街のとばさん(=役者・外波山文明)のクラクラとかも行ってたんよ。昔はそんなみんなが行くような場所ではなかったけれど、いまはあのへんも名所みたいになって、忙しくなってきたから行ってないなあ。
――今後に向けての抱負。
僕らは与えられた板の上で、お客さんが喜んでくれることを一所懸命するだけであって、こういう場所があるっていうことはほんますごく良いこと。ずっとやり続けていきたいね。一番はお客さんが喜んでくれて「面白かった」と思っていただくこと。15周年に関しては、今年は僕自身還暦ということもあるし、10月か11月頃に何かやりたいね。
大御所から若手まで、第一線で活躍する芸人の方々を生で見られる「ルミネtheよしもと」。僕が取材日に劇場を訪ねたときは、友人や恋人同士、親子など、10~20代のお客さんが多く、開演をいまかと楽しみにしている様子でした。出演者や内容にもよると思いますが、15年経っても“新鮮な笑い”を届けている「ルミネtheよしもと」に、ぜひみなさんも足を運んでみてください。ショージさんは、5月31日(日)と6月2日(火)に出演。ワンコインライブは6月30日(火)。そのほか日程はHPをチェック!
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