【バックナンバー】玉ちゃんのスナック論「その2 スナックは名前で店の雰囲気がわかる」
※本記事は『JG』vol.80(2015年7月26日発行号)に、一部加筆・修正し転載しています。
おしゃれなBARや居酒屋が目立つJGエリア。でも、実はそのにぎわいをスナックだって支えているのだ。古き良き昭和の香り漂うスナックの魅力を、玉ちゃん(玉袋筋太郎)が紹介!!
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【その2】
スナックは名前で
店の雰囲気がわかる
(新宿一丁目「メルチェ」にて)
スナックに通っていると、店名や看板で大体その店の様子がわかるようになる。「メルチェ」は少し高級な感じかな。早速入ってみると、マスターはチャキチャキの江戸っ子で意外! しかしママは上品でいかにも「メルチェ」って名前にピッタリなんだけどね。
元々は「カルチェ」って名前だったそうだ。ところが約15年前に、あの超有名ブランドの「カルティエ」から訴えられそうになって泣く泣く変えたんだって。その時、店のハンコの「カ」の字をカッターで削ったら、たまたま「メ」になったから「メルチェ」にしたそう。マスターの思い切りの良さがわかるよね。
俺もNHKでは名前のことで随分と苦労してきてるけどさ。名前って大事だもんな。
■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう)
芸人(浅草キッド)。生まれも育ちも新宿で、新宿への愛が深い。テレビやラジオで活躍する一方、全日本スナック連盟会長としてスナック文化の継承に務めている。
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一般社団法人全日本スナック連盟HP
【ナマ配信】玉袋筋太郎の自宅スナック「自宅ック玉ちゃん」
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