四谷荒木町にいる“幸運の芸者猫”おタマさんを探せ!(その3) ~「柳新道通り」編~
■ギュウゾウ:荒木町をこよなく愛する芸人さん。愛しすぎて車力門通りでお店を持ってしまった。過激パフォーマンス集団・電撃ネットワークのメンバー。
■アカギ a.k.a AKG:日中はJGエリアを赤い自転車で駆けまわりfullskip 、週末はJGエリアでハシゴ酒をしている自他ともに認めるへなちょこライター。
――幸運を運ぶと言われる芸者猫のタマさんを探しながら、車力門通りを歩いていたギュウゾウとアカギは迷路のような路地へ……。
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(前回までの話はコチラ)
アカギ「わぁ石畳だぁ、風情がある小路ですねえ」
ギュウゾウ「ここはソフトバンクのお父さん犬がロケで走った小路だよ。映画のロケもよくやっているし、路の両脇には老舗の小料理屋さんが軒を連ねていて、カメラをぶら下げたアマチュアカメラマンがよく写真を撮っているんだ」
ア「へぇ~、言われてみると観たことある気が……。路地裏の撮影スポットですね。あっ三味線の音が聴こえてきた」
ギ「ホントだ! よし、もっと奥まで行ってみよう」
――石畳の小路を小走りに抜けるふたり。
ア「おおっ、これまた道が細いですね。しかも、さっきよりもたくさんお店がある」
ギ「ここは柳新道通り。荒木町・舟町の飲兵衛たちの心を掴んで離さない通りさ。日本酒、ウィスキー、ワイン、この通りならどんなお酒も飲めるよ。そしてロックBARや三味線を聴けるお店に、カラオケ、美味しい肴。ふふふ、なにしろこんな細い路地裏なんだけどミシュランで星を取ったお店が二軒もあるんだぜ」
ア「ひゃーっ、ス・ゴ・イ・デ・ス・ネーっ!」
ギ「古いギャグだね(笑)。まあ、ここは古きをたずね、新しきを知る小路だからそれも良いかな。それはそうと、芸者猫ちゃんを探さなきゃ」
ア「猫が通りそうな道はどこかな……この辺りは迷路のような横道というか、建物と建物の間に道が走ってますねえ」
ギ「通って良いのかどうか不安になるくらい細い道もあるね」
ア「酔っ払っている時は近道したいものですから、きっと飲み屋街に続いていますよ。行ってみましょう!」
ギ「おいおい、アカギくん大丈夫かい?」
ア「大丈夫でーす、ついて来てくださーい!」
(続きはコチラ)