第1回 アニキ肌の御苑”マスター” 廣島徹さん(居酒屋「たまり場 廣島」)
アイドル店員や名物親父、看板犬猫、etc…新宿〜四谷には個性あるれるキャラクターがいっぱい!
そんな愛すべき地元のキャラたちを公式記者が発掘して推薦!!
記念すべき第1回目は、本誌『JG』vol.61(4月号)のお花見特集にも登場した“御苑マニア”、居酒屋「たまり場 廣島」のマスター・廣島徹さんです。
頭にタオルを巻き、キリッとした眼光で「おぉ、いらっしゃい」と低音ボイスでお客さんを迎える、居酒屋「たまり場 廣島」(新宿区新宿1-18-7)のマスター、廣島徹さん。いっけん近寄り難い雰囲気を醸し出しているこの人こそ、JG編集部公認の“JGコレクター”。「マッチ箱とかもコレクションしているけど、コンプリートしているのは『JG』全号と『男はつらいよ』のDVD全巻だけ」と、お菓子の箱やおもちゃなどの昭和のグッズ、音楽や演劇のチラシが溢れる店内でにっこり。
そんな廣島さんが御苑エリアに来たのは11年前。ドラム歴45年のミュージシャンでもある廣島さんは、憧れのバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」のドラマー、相原誠さん(本誌連載「御苑人」にも出演)に会うため、相原さんがオーナーをしている新宿二丁目のバー「DMX」に。それから2年間、同店の系列店である焼き鳥屋の店主をやっていたそう。「朝方まで営業していたおかげで、御苑エリアに住んでいる人や飲食店の人たちと仲良くなれた。その時のお客さんはいまも来てくれる」と誇らしげ。
僕がはじめてボトルキープをしたのも「廣島」。初対面の時は、強面でいかにもやんちゃそうな容姿におっかなくてビクビクしたけど、しゃべると意外と気さく。「御苑に行くのが大好きでパスポートを持っている」「この界隈のラーメンは『JG』を参考にほとんど食べた」と、ローカルネタのオンパレード。「ここに来ればお客さん同士が自然と仲良くなる」と言うように、店で廣島さんがお客さん同士を引き合わせ、出会いの輪が広がることもしばしば。そんな、面倒見の良いアニキ的存在の廣島さんに惹かれ、ファンになる常連さんも多い。