“ジジイ”パワー炸裂!? 映画「龍三と七人の子分たち」舞台挨拶in 新宿ピカデリー
現在公開中の北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』の初日舞台挨拶が4月25日(土)、新宿ピカデリーで行われました。劇場は超満員。北野監督や出演者の皆さんの話を聞いてきました。
当日、上映後に北野武監督をはじめ、主役の龍三を演じた藤竜也(73)、近藤正臣(73)、中尾彬(72)といった御年70を超える名優・大御所俳優と若手ヤクザ役の安田顕(41)が登場。藤竜也は「撮影中、公開まで頑張って生きようなってみんなで話してました」と、大げさなコメントに会場は爆笑の渦に。「映画は観られてなんぼ。全国満員になればボーナスがでるかもしれないので、周りの人に紹介して」と会場に呼びかける場面も。また、近藤正臣が「ジジイばかりで映画撮ろうっていうことがうれしかった」と言えば、中尾彬は「監督に感謝してるね、仕事が無いジジイの俺達に、こうして仕事くれたんだから」と自虐的なことを言って観覧者の笑いをとっていました。安田顕は、将来どんなジジイになりたいか、という問いに「健康のためなら死んでもいい、というジジイになりたい」と珍回答。終始笑いで包まれた舞台挨拶でした。
一方、北野監督はこの映画について、漫談をやっていた頃のアイディアと述べ、「高齢化が進んで老人の暴走族が出てきたら恐ろしいだろうなって思っていた。未来が無いから警察の説得を一切聞かないっていうので(笑)。しかし日本の役者は演技が上手い。普段お笑いなんてやらないのに、これだけ笑わせてくれるんだもの」と役者の演技を絶賛していました。
この映画に登場するようなエネルギッシュな“ジジイ”たちがいれば、ニッポンもまだまだ大丈夫か? 現在、新宿ピカデリーほかで上映中ですので、皆さんもぜひご覧ください!
龍三と七人の子分たち公式HP
http://www.ryuzo7.jp/