旧トイレ追悼儀式を経て、四谷アウトブレイク!の新品トイレ完成
「ライブハウス界で1番キレイなトイレ」を目指し、昨年、オープン10周年記念プロジェクトとしてクラウドファンディングでトイレ改修資金を募った四谷のライブハウス「四谷OUTBREAK(アウトブレイク)!」。
目標支援金総額100万円のところ、蓋を開けると、なんと151万7500円に! そして、遂にそのトイレ改修工事が竣工し、昨日2月9日(火)、完成記念式典が同ライブハウスで開催されました。
これまでも、BiS階段といった個性的なブッキングなどが話題となり、その独特な世界観で観客を驚かせてきた四谷OUTBREAK!。今回の式典も四谷OUTBREAK!らしい、過激でシュールでバカバカしい内容で、何より、“トイレ愛”にあふれていました。
まず、14時~18時の4時間にわたって行なわれたのは、旧トイレの追悼儀式「トイレ工事VSエレファントノイズカシマシ」。新品トイレ設置のために黙々と作業をこなすリフォーム業者「リタホームズ」の方々を横目に、旧トイレ供養のためにロウソクを立て、さまざまな機材や楽器、道具を用いて縦横無尽に音を鳴らし続けるノイズバンド・エレファントノイズカシマシ。あれほどの宗教的な雰囲気であれば、きっと旧トイレの魂も浄化されたはずです!
旧トイレの魂を見送った数分後、無事に新品トイレが完成。店長の佐藤“boone”学さんが鏡開きならぬ特注のミニチュア便器を使った“便座開き”を行なうと、“鈴芸人”で“おめでたいシンガー”のげんきいいぞうさんが「水害にあわないように」とトイレをお祓い。粛々とすすんで終わると思いきや、終盤に銅拍子を鳴らしながら「ぶっとんじゃったよ、ぶっとんじゃったよ、ヨイヨイヨイヨイ」と陽気に歌い出し、「みんなが喜ぶと神様も喜ぶ!」と観客に呼びかけ大合唱。みなさんで今後の発展を祈りました。
佐藤“boone”学さんは、「みなさん本当にありがとうございました。この新しいトイレとともに今後もよろしくお願いします」と挨拶。新品トイレを使用した感想を聞くと、「快適ですね。みなさんのおかげで完成したトイレなので、キレイに使い続けたいと思います」と、喜びに浸りました。
観客のみなさんも、ライブは楽しく激しく、トイレは清潔に丁寧に使いましょう。