おかえりなさい、まぁがりんさん!新宿二丁目ゲイバー「あっぱれ!」復活
出会いと別れの季節、人もお店もそう。昨年4月の緊急事態宣言から1年が経ち、閉店や空き物件も増え、入れ替わりで新店も多く見かけるようになりました。そんななか、昨年6月に閉店するも、常連さんの支えと新宿への強い思いで4月5日(月)に復活した、新宿二丁目のゲイバー「あっぱれ!」。ジェイジー創刊当初から連載に登場いただいていた名物ママのまぁがりんさんは、「コロナに勝てるとは言わないけれど、負けないように頑張るわ!」とヤル気まんまん!
昨年閉店した際のお店は新宿二丁目の太宗寺の近くにありましたが、新店舗は新宿御苑側のカレー店「草枕」(2階)、書店「模索舎」(1階)の建物の地下にオープン。
新宿区新宿2-4-9 中江ビル地下1階。通常営業時間は20時~2時、金土日~5時。現在の営業時間、定休日はお店に問い合わせを(03-5315-0255)。
飛沫防止シート越しに「感染対策バッチリよ!」と、ママのまぁがりんさん。カラオケもマスク必須で、1回ごとに除菌するなど徹底しています。
新宿二丁目で25年、これまで3店舗は居抜きで、今回、4店舗目で初めて内装のデザインを指定。看板のイラスト「桃」をイメージした、ピンクとグリーンの明るくポップな配色。ちなみにこの配色、ブラジルの老舗サンバチーム「マンゲイラ(=マンゴーの樹の意)」のチームカラーでもあり、僕はこの配色が好きで、それだけで気分が上がりました。
昨年、緊急事態宣言下での休業中に、「先が見えない不安でいつの間にか心がむしばまれ、睡眠導入剤がないと寝られなかったの……」と、メンタルがやられていたことを明かすまぁがりんさん。「店を畳む体力があるうちに潔く閉めて、実家に戻って働きながら親の面倒をみよう」と決心するも、30年ぶりの家族との同居は簡単ではなかったそう。「帰郷して17kgも痩せちゃった(笑)」。
そして、「自分を必要としていない人と居続けるのはストレス」と感じ、必要としてくれる人たちがいる「あっぱれ!」の復活を決意。昨年12月、兼ねてから常連さんから声が上がっていた、クラウドファンディングを実施し、見事、目標金額を達成しました。
「これまでの25年は何でも自分でやってきたけれど、今回はみんなで作り上げた『あっぱれ!』。必要としてくれる人のために捧げたいし、コロナ禍で誰にも必要とされていないと感じて寂しい思いを抱えている人たちの心の拠り所にもしていきたい。自分が楽しく生きていかないと、お客さんにも目いっぱい楽しんでもらえない。第二の人生だと思って楽しんでいくわ。アナタの心のガス抜きをしてア・ゲ・ル♡」。
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