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『新宿区若者のつどい2021』レポートvol.2 東京2020オリンピック陸上女子1500メートル出場選手・卜部蘭さんトークショー!

「新宿区若者のつどい2021」レポート第2弾。今回は、東京2020オリンピック陸上女子1500メートル出場選手・卜部蘭さんのトークショーの模様をお届けします!

オリンピック出場が決まったのが大会1ヶ月を切ってからだったという卜部さん。嬉しさと同時に、気が引き締まったといいます。吉住区長は卜部さんの出身校である西戸山中学校を通りかかった際、横断幕がかかっているのを見て写真を撮り、広報新宿の記事と一緒にSNSにアップしたお話をしてくれました。こちらは大きな反響があったそう。

その後、「新宿には運動をする場所があまり無かったのでは」という話に。卜部さんは幼少期から新宿で育ったため、あまりそのハンデを感じなかったそう。戸山公園や箱根山などでトレーニングしていた彼女。中学時代から、無い物ではなく、在る物に目を向けてどう使えるかまで考えて練習できたのは良かったと語りました。

実家から国立競技場まで3km圏内だということで、家から国立競技場周辺まで走ることも多かったのだとか。新しい国立競技場が建設中の間も走り続け、「ここで走りたいな」という思いから「走るぞ」という様に、気持ちも変化したといいます。大会当日は競技場内で走ることができ、国立競技場と共に成長できたと語る卜部さん。地元開催に対し、大変感慨深げでした。

後半には、若者世代の日常にも役に立ちそうなメンタルケアのお話も。自分の心の持ち方が大事だと考え、言葉を大切にしている彼女は、中学生の頃から心に残った言葉や励みになる言葉をノートにまとめています。

先生や友達のほか、スポーツ選手の言葉やスポーツ漫画に出てくるセリフなど、自分の励みになる言葉が沢山書かれているそうです。言葉の力を信じており、自分が発する言葉であっても前向きな言葉を意識的に発することを心がけているといいます。日常に取り入れやすいので、スポーツをやっていなくとも、メンタルを保つのに役立ちそう。

マラソンに比べ、まだまだ認知度の低い中距離競技。卜部さんは、その魅力をどうしたら発信できるかを考え、イベント開催などに取り組んでいます。競技だけでなく、教育をする側としても活躍する彼女のこれからの活躍が楽しみです!

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