『ジェイジー』（vol.119）「ケンズカフェ東京」イメージガール・鈴木瞳美さん【≠ME（ノットイコールミー）】インタビュー

歴代記者 AKG
2022.04.01

本誌に掲載しているガトーショコラ専門店「ケンズカフェ東京」のイメージガールシリーズ。最新119号のイメージガールは、指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループ「≠ME（ノットイコールミー）」（以下、ノイミー）の鈴木瞳美さん。最新曲『チョコレートメランコリー』の歌詞に「ガトーショコラ」が出てくることもあり出演オファー。そして、同曲のカップリング曲『#おふしょるにっと』、自身の初センター曲『ポニーテールキュルン』のタイトルに掛けて、オフショルニットとポニーテールで登場いただきました！

――最新曲のタイトルが『チョコレートメランコリー』ということで、最近のメランコリーなエピソードを教えてください。

つい先日、3周年コンサートでメイクブラシが1本行方不明になってしまって。家にもメイクポーチにもどこにもないのでたぶん会場の国際フォーラムにぽつんといるのかな……。それが悲しいです。

――MVではチョコレートケーキを作るシーンがありますが、プライベートでケーキを作ることはありますか？

クリスマスや家族の誕生日に作ります！　私、いちごが大好きなので好きなだけいちごをスポンジに挟むんです。一昨年はサンタクロースの顔をしたホールケーキをSHOWROOMの配信中に作りました。サンタ帽をいちごで、ひげを生クリームで作って。

バレンタインも毎年手作りです。今年は生チョコタルトを作ってうまくいったんですけど、去年はカップケーキを作ろうと思って、これもちょっとメランコリーな話なんですけど、個人配信中、材料もそろっていて作り方もあっていたけど、電子レンジに入れて温めて待っている間に、ふとボウルを見たら卵が置いてあって、「あれ？」と思って……。だから、まったく膨らまなかったです。ぺったんこのケーキ。おせんべいみたいにちょっと固くて、すべてパパにあげました（笑）。

――パパもびっくりですね（笑）。ケンズカフェ東京さんではガトーショコラのレシピも公開しているのでぜひいつか作ってみてください。

私でも作れるかな……。卵入れ忘れないようにしないと（笑）。

――得意料理はありますか？

料理は全然できなくて、唯一できるのが卵焼き。私の家の卵焼きは、母がタイの人ということもあってナンプラーを入れます。なので、どちらかというと塩っぽい感じになるんですけど、その卵焼きだけは美味しく作れます！

――タイ風卵焼き美味しそうですね。お母さんに教えてもらいながらほかのタイ料理にはチャレンジしないですか？

うちのお母さんはほんとに料理が上手で全部美味しいんです。タイラーメンを作るときはスープを一日中くらい煮込むほど凝っていて、ほんとに難しそう。なので、私は次は玉子スープかなって感じです（笑）。

――卵焼きと卵スープ、卵料理が多いですね。

そうですね。卵はゆで卵と卵焼き、目玉焼きが作れるので次はスープ。ただ、前にオートミール卵キムチスープをレシピを見ながら作ったんですけど、ほんとに美味しくなくて……。だから私、料理向いていないんだなって心が折れてしまってなかなか挑戦できない。ママは目分量で作れちゃうのがほんとにすごい。私、全部量っても美味しくならない（笑）。

――4月13日の誕生日で21歳になりますが、この1年間で何かチャレンジしたことはありますか？

19歳の頃に一人旅を目標に掲げていたけれどなかなかお出かけできる状況ではなかったので、20歳こそはと思って江ノ島に平日のお昼にひとりで行きました。夏で暑かったですが、海辺で風も気持ちよくて。ランチは生しらす丼がどうしても食べたくてお昼ちょっと過ぎたくらいにお店をまわったのですが、ほぼ売り切れで。やっと売っているお店を見つけて、ひとりで海を眺めながら食べました。美味しくて、すごい楽しかったです。次は、ひとりで新幹線に乗るっていう目標を掲げています。

――新幹線ではどこに行きたいですか？

熱海とか行きたいな。夏の海が好きなので。

――ひとりの方が気が楽？

私、全然自立できなくて。いま実家暮らしでいつも両親に甘えてしまうので一人暮らししたいなあって思うんですけど、止められちゃうんですよ親に。実際、虫とかお化けとか考えるとちょっと厳しいかなと思うので、自立まではいかないですけど、ステップアップするためにひとりで何かするっていうのをやっていこうかなって思っています。

――そのうち海外にも行きたくなりますね。

お姉ちゃんがタイに住んでいるのでほんとに行きたくて。お姉ちゃんは国籍がタイで、最後に会ったのが小学1年生のとき。それから会えていなくて、いつかタイでライブをしたいです。ずっと応援してくれているので生で見てほしい。国内でもノイミーのツアーで北海道とか東北、沖縄にも行けるようになりたいです。

――ファンとしても遠征は楽しみです。

私も乃木坂46さんが好きで、アイドルになる前からライブに行かせていただいて。大阪に友だちとふたりで泊まりで行ってライブの次の日は観光したりそういうのがすごい楽しかった思い出があります。

――この1年、アイドル活動の中でとくに成長したと思うところを教えてください。

デビューして一気に覚える曲数が増えたので、楽曲や歌詞、振り入れとか、短期間に詰め込む力がついたかな。ツアーと同じ時期にイコノイフェスもやらせていただいたので、ありがたいことに、いろいろなお仕事を同時にこなす力もついたかなと思います。

――1年間（2021年3月～2022年3月）で17本のMV公開はファンには嬉しいですし、こなす力あってこそですね。3年前の結成時のドキュメンタリー映像も拝見しました。レッスン中に涙する場面もありましたね。

あの頃は、自分は変われないんだなって結構落ち込んでいたんですけど、いまは仕事に対する意識も変わりましたし、メンタル的、心の面でも強くなったのかなって感じますね。いろいろなことに挑戦させていただいて、まだまだ初めてのことばかりですが、みんなで乗り越えていきたいです。

――グループとしての4年目の意気込み

3周年コンサートは会場（国際フォーラムホールA）がすごく広くてリハーサルの段階で緊張しましたが、これだけのファンの方がいてくださるってことはまだまだどこまでもいけるなって私は心から思えたので、これから舞台（5月15日～22日『おジャ魔女どれみドッカ～ン！』）にも挑戦させていただきますし、いろいろなところでノイミーを新たに知っていただき、ライブに来ていただき、一緒に青春を作っていきたいです。ノイミーとしての大きな夢は東京ドームなので、そこに近付くためにも武道館ライブやテレビ出演もできたらと思いますし、メンバーひとりひとりも自分の好きな分野や得意な分野で輝けたらいいなと思います。

――さまざまな分野で輝くという意味では、最近ではTikTokでノイミーの楽曲『てゆーか、みるてんって何？』が話題になりました。

びっくりですよね、ほんとに。私もTikTokでたまたま「みる何（なに）」を見かけて、そのときは関連でおすすめに出てきているだけだと思っていたら、あとで流行っていることを知りました。TikTokのおかげでノイミーを知ってくださった方がほんとに多くて。それに、ファンのカメコさんたちがTikTokに私の写真もあげてくださって、それもありがたいことにバズって。その影響もあり、Instagramのフォロワーも急増しました。世の中のSNSの大事さを知りました（笑）。

――You Tubeにメイク動画も公開されていますが、美容やコスメのお仕事もしていきたいですか？

もちろんです。芸能界に入りたいと思った理由がモデルさんになりたかったからなので。イコラブ（「＝LOVE（イコールラブ）」）さんもモデルのお仕事をされている方たくさんいらっしゃるので、ノイミーでもモデルさんのお仕事をやりたいなって思います。

――ノイミーでお気入りの一曲を教えてください。

うわあ、難しい！　やっぱり（センター曲の）『ポニーテールキュルン』ですかね……。全曲好きなのでこの質問をされるといつも困ります（笑）。一週間の終わりに聞くなら『自分賛歌』、メンバーが恋しくなったときには『虹が架かる瞬間』とかシーンによっていろいろな思いがあるので。プレイリストで一番聴いているのは、『まほろばアスタリスク』。シンプルに曲がよくて、失恋ソングが新鮮で、好きな振り付けも多い。『#おふしょるにっと』も私の気持ちをそのまま書いたような歌詞で、「いいねだけでもしてほしいのに（怒）」の「（怒）」が好きですと、作詞してくださった指原さんに伝えたら、「ひとみっぽくていいよね」って言ってくださって。『君はスパークル』もほんとに思いを込めて聴くと泣いちゃうと思います。ほんとに好きな曲ばかり。でも、今日は『ポニーテールキュルン』でお願いします（笑）。

――『#おふしょるにっと』は、ラスサビ前の歌声が素敵です。

えーよかったです！　私、結成当時は歌声が小さすぎて、レコーディングするたびに「もうちょっと声出せるかな？」って言われていたくらい全然声量がなかったんです。この3年間で一番成長したのは歌唱力だと思います。まだまだなんですけど、声が出るようになりました。

――ボイトレの成果？

ボイトレもさせていただくこともありますが、家で歌うようにしています。ふとしたときにめっちゃ大音量で歌うんです。部屋とかドライヤーしながらとかどこでも歌えるようにはしています。あと、踊りながら歌うには細い声だと踊りに負けてしまうので、声を出そうと意識しています。3年間頑張ってきた甲斐があり、素敵なパートをいただけました。

――このインタビュー中も声量が心地よく聞き取りやすかったです。

結成当初は大人の方とお話をするのが下手で、事務所のスタッフさんにそれを伝えたら、「マネージャーさんから試してみるといいよ」とアドバイスをいただいたので、それを心がけています。そこもちょっと成長した部分かな。