• culture
  • 新宿エリア内の様々なジャンル情報満載

身の毛もよだつ“恐怖のトイレ”が荒木町にあった

 あなたはご存知でしょうか、荒木町に暑さも吹き飛ぶ“恐怖のトイレ”があることを。そこは以前、“小田急電鉄に一番詳しい男”の記事にも登場した「さくら咲く居酒屋 花見や」。お店自体はすごくいい雰囲気で、提灯がいくつも並ぶ風情ある外観と日本家屋を思わせる店内にお酒も進みます。しかし、そんななごんだ気持ちのままトイレに入ったが最後。一瞬で恐怖のどん底に落とされるのです。トイレの中は薄暗く、壁にはお面やお札が。さらに、そうっとささやくように語る、怪談で有名なアノ男性の声が聴こえてくるのです。恐怖のあまり、わざわざ家に帰って用を足してくる近所の子どもや、「音を止めてくれないと怖くて入れない」と言う女性もいるほどだとか……。

 

 もちろんこれは演出。そもそもなぜこのようなことをしたのか、仕掛け人の料理長に聞いてみると「トイレが蒸し暑いから、ゾッとすれば涼しくなると思って」とニッコリ。上から髪の毛(レプリカ)を吊るしたり、お面の目の部分が光るようにしたこともあり、「今度は市松人形でも……」と、まだまだ何か企んでいる様子です。店長で奥さんのガッチャンさんは「知らないうちに勝手に仕掛けが増えているから私も最初に入ったときはビックリします」と少々困惑気味。それでも「トイレに入ったほとんどの方が、一緒にいる人に“トイレ見た?”って言います(笑)」とどこか楽しげでした。

 

 まだまだ暑い日が続きますが、荒木町にお越しの際はトイレで夏の涼を楽しんでみてください。

関連記事一覧