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さんみゅ~がアカデミー時代を語る【前編】(小林弥生さん、新原聖生さん、野田真実さん)

サンミュージック付属養成所「サンミュージック・アカデミー」出身のアイドル・グループ「さんみゅ~」。2013年1月のデビュー以降、80年代の王道アイドル・サウンドを継承した作品を中心に発表し、注目を集める。そんな彼女たちの原点であるアカデミー時代に迫る――。
 
前編は、小林弥生さん、新原聖生さん、野田真実さん

 
(本記事は『JG』vol.85掲載記事の拡大版です)
 
―入所のきっかけ
新原 私は「『モーニング娘。』さんになりたい」から始まって、モデル、歌手、女優になりたいって言い続けていたら、親が私に内緒で入所オーディションに申し込んでくれて。3日前に知らされました(笑)。
小林 私は小さい頃からモデルになりたいという夢があるのですが、モデルだけでなく、いろんな経験を積んでマルチに活躍できるようになりたくて。
野田 私は女優に憧れて。なのに、入所から1年後に事務所から連絡があって、何も知らぬまま社内オーディションを受けたらアイドルになっていました(笑)。
 
―アカデミーで心がけたこと
野田 大阪校はひとクラスあたりの生徒数が多いので、発言するときや演技を披露するときは、“私が私が”って前に出ないと全然レッスンに参加できない。私は最初、人見知りが激しくて消極的だったけれど、“レッスンだからどんどん前にいかなきゃ”と思って、積極的に前に出るようになりました。
新原 鹿児島校は大阪校に比べて生徒数が少なかったから、平等に順番がまわってきて奪い合いにはならなかったかな(笑)。でも、挙手制のときはみんな積極的に手を挙げていました。あと、雑誌やテレビの仕事があると、クラスのみんなの前でどんな内容だったかを発表する時間があって、「上手に伝えるにはどうしたら良いか」を考えながら発表していました。それがいまの活動にも活かされているかも。
小林 クラスのみんなが良い意味でライバルなので、刺激を受けることもあれば、「負けてられないぞ」っていう競争心もあって。よくレッスン前に自主練習をしていました。
 
―レッスンについて
野田 みんなの演技を見て勉強になるし、先生方も演技の仕方とかを細かくアドバイスしてくれるので、毎回レッスンに行くのが楽しみでした。
新原 私も毎回楽しみに通っていました。同じ台本でも、ペアになる方の年齢や性別が違うだけで、会話の間(ま)も変わってきたりして。即興の演技レッスンでは、相手のことを考えて会話のパスを出さないといけないのですが、その頃は考えられていなかったかも……。なので、グループになって「協調性って何だ!?」って最初は困惑しましたね(笑)。いまはちゃんと協調性ありますよ! 周りが見えるようになりました。
小林 ぶっちゃあ先生(80年代から活躍する超ベテラン・コンビ「ブッチャーブラザーズ」として同事務所に所属。講師歴は約20年)の場合は、毎回ひとりひとりの演技レッスンの様子をビデオカメラで撮ってくださって、それを全員で見ながら細かくダメ出しをする。カメラへの体の向け方や自分のクセとか、演技中では分からないことが、映像を通して見ると気付くこともたくさんあって、勉強になりました。
 
新原 鹿児島校では、ショッピング・モールのイベントにレッスン生だけで出演して歌うこともありました。さんみゅ~になって、その頃と同じステージに立てたときはすごく嬉しかったです。
小林 大阪校にもレッスン生だけの舞台公演がありました。
野田 雑誌やテレビのオーディションに挑戦させていただく機会も多くて、アカデミーはとても良い環境だと思います。
新原 雑誌やテレビに出演すると校内の掲示板に名前と作品名が貼り出されて、それも嬉しかったです! 「ここに載りたい!」って頑張れる。
小林 大阪校はクラスがA~Eにランク分けされていて、私はCで、みっすー(西園みすず・さんみゅ~のリーダー)はA。みっすーの名前は掲示板でよく見ていて。当時は雲の上の存在というか、憧れの先輩だったから同じグループのメンバーになるって知ったときは緊張しました(笑)。
 
―社内オーディション(半年に1回社内で行なわれるオーディション)について
小林 どのオーディションよりも緊張するし恐かったです……。
野田 事務所のマネージャーさんや、関係者の方の前で演技や特技を披露するのですが、評価によって、クラスのランクや仕事の量も変わるんです。
小林 披露する演技のお題が出されたときは、台詞が1行しかなくて……。シチュエーションや仕草が曖昧だと、審査員の方からすぐダメ出しがくる。でもそのダメ出しが毎回的確で、厳しくても勉強になりました。
 
―入所希望の方へのメッセージ
小林 大人の方と接する機会も多く、言葉使いや礼儀など、学校では学べないこともたくさん学べます。いつか共演しましょう!
野田 同じ夢をもっている人たちとレッスンできるので、勉強になることや、刺激をうけることもあるので、どんどん成長出来ると思います。受けるオーディションの数も増えると思うので、入所した後も、一生懸命レッスンに励んでほしいです。
新原 夢は諦めず、何かに「なりたい!」って努力をして言い続けていたら、誰かがそれを見て、チャンスを与えてくれるかもしれない。夢を持っている人は諦めずオーディションを受けてください!
 

<おまけ>
―新宿~四谷の気になるスポットorお気に入りスポット
小林 私は動物が大好きで、よく猫カフェに行きます!
野田 ルミネでショッピングしたり、ご飯を食べたり。最近だと「NEWoMan(ニュウマン)」も気になっています。3人とも地方から来たので新宿に来ると「うわぁ」って圧倒されちゃいますね(笑)。
新原 (机に置いてあった「JG」を見て)このガトーショコラをずっと食べたいと思っていました! お団子フォンデュ(連載『サンミュージック相澤社長の至福の甘味 其之六』掲載)も美味しそう! 私たちみんなよく食べるんです(笑)。
 
【プロフィール】
小林弥生さん(やぁちゃん)
こばやし・やよい 1996年奈良県出身。’09年11月大阪校入所。
新原聖生さん(せにゃん)
にいはら・せな 1998年鹿児島県出身。’09年5月鹿児島校入所。
野田真実さん(まみりん)
のだ・まみ 1996年大阪府出身。’10年5月大阪校入所。
 
今年4月~10月に定期公演『LIVE PARADE』を開催しているさんみゅ~。僕は同公演の6月の回『集まれ!さんみゅ~笑学校@AKIBAカルチャーズ劇場』を鑑賞したのですが、小芝居あり、笑いあり、ライブありで、歌はもちろん、サンミュージックの芸人・藤井ペイジさんとお侍ちゃんからの“振り”にも無邪気に楽しそうに取り組む彼女たちのパフォーマンスに釘付けでした。
 
ちなみに僕が近々で注目しているのは、8月19日(金)の『純白歌合戦@渋谷WWW』。レジェンド・ゲストとして早見優さんが出演するのはもちろん、昨年8月の『ギュウ農フェスvol.4』で“純白アイドル対決”となったアイドルルネッサンスと、その派生グループ・AIS(アイス)も登場するので、新旧さまざまな楽曲が楽しめそうです!
 
【関連記事】
https://jgweb.sakura.ne.jp/cms/13359
 
後編はコチラ!

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