6月1日（土）～8月25日（日）、新宿区立新宿歴史博物館地下1階企画展示室で開催の写真展『新宿風景 一枚の写真 そして未来へ』。
本展は、これまで同館に提供されてきた写真と所蔵写真を中心に、明治以降の新宿の“まちの記憶”をたどるというもの。
新宿駅をはじめ、新宿高野や新宿中村屋などの老舗、百貨店など、現存する建物の変化や、淀橋浄水場や刑務所、遊園地など、いまはなき施設の写真は見応えあり。新宿一丁目あたりには、大正末期から昭和初年ごろまで牛乳搾取所で牛が飼われていたという写真もあり、いまとのギャップに驚かされるとともに、新宿に牛がいたと思うと素朴な雰囲気がして気持ちが和みます。
6月9日（日）には、同館館長の橋口敏男さんによる講演会『写真で見る新宿の今と昔』も開催され、100名以上が来場。新宿区役所勤務歴38年、まちづくり・都市計画に携わってきた橋口さんの解説はわかりやすく、都市計画に携わっていたからこその裏話も少しあり、とても興味深い内容でした。
写真展の観覧料は無料。開館時間は9:30～17:30（入館は17:00まで）。休館日は6月24日（月）、7月8日（月）、22日（月）、8月13日（火）。
写真展で写真を見たあと、いまの新宿のまちを歩き、変化を楽しむのも一興です。
