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【バックナンバー】ヴィヴィアン佐藤の新宿ノスタルジー「第10回 四谷見附橋周辺」

※本記事は『JG』vol.89(2017年1月26日発行号)に、一部加筆・修正し転載しています。
 
新宿在住のアーティスト・ヴィヴィアン佐藤さんが、過去の新宿~四谷の街へタイムスリップ!? 今昔写真でたどる街の変遷。
――――――――――――――
 
【第10回】四谷見附橋周辺
 
映画やカラオケ映像でも……
清楚で高貴な四谷見附橋

 
写真は、映画『仁義なき戦い』が公開された1973(昭和48)年に、四谷見附橋近辺で撮影されたもの。『さそり座の女』『絹の靴下』『喝采』『わたしの彼は左きき』『神田川』『ひなげしの花』など、昭和歌謡が豊作だった時代ね。
 
当時もいまもここは絵になる風景で、昨年は岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの恋人』や新海誠監督『君の名は。』の映画でも重要な舞台になったわ。
 
四谷見附橋は、1913(大正2)年に初めて造られ、1991(平成3年)に架け替えられたけれど、ずっと迎賓館にマッチするデザインを保っている。橋の欄干の一部は新宿歴史博物館に展示され、八王子の多摩ニュータウン長池公園には四谷見附橋を再現した橋もあるの。東京の風景の中でも、ひと際、清楚で高貴なイメージを持つ場所ね。
 
それに、80年代後半から90年代に多く作られたカラオケ映像のなかには、この場所からほど近い迎賓館前の広場で撮影されたものもたくさんあるわ。ある意味この地域は、淀みなく時が留まり続けている場所かもしれないわね。
 
JGweb_BN89_vivi2
2016年時。
 
■ヴィヴィアン佐藤
非建築家、アーティスト、イラストレーター、パーティイスト、ドラァグ・クイーン、文筆家、映画評論家など、さまざまな顔をもつ、JGエリアの“動くオブジェ”。 ジャンルを横断し、独自の美意識と哲学で“トーキョー”と“現代”を乗りこなす。
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