【バックナンバー】玉ちゃんのスナック論「その9 約半世紀続く老舗、客の代替わりにも期待」
※本記事は『JG』vol.87(2016年9月26日発行号)に、一部加筆・修正し転載しています。
おしゃれなBARや居酒屋が目立つJGエリア。でも、実はそのにぎわいをスナックだって支えているのだ。古き良き昭和の香り漂うスナックの魅力を、玉ちゃん(玉袋筋太郎)が紹介!!
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【その9】
約半世紀続く老舗
客の代替わりにも期待
(三栄町「チロ」にて)
荒木町で12年、三栄町に移転して37年のスナック「チロ」。この店の凄いところは、先代のママが考案した、ボトルキープ用のロッカー。壁一面に約400個あって、常連のなかには37年通って1100本目という、〝名球会〞級の強者もいる。
ママの郁子さんは、20代の頃から先代の下で働いていて、出戻りがありながらも、13年前に先代が亡くなった際、店を引き継いだんだって。最近は、年配の常連客に混じって、たまに若い客も来て喜んで帰ってくれるみたい。
ノスタルジックな空間だし、ちょっと大人になれた気がするんだろうな。店が存続するのはもちろん、客の代替わりにも期待したいね。
■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう)
芸人(浅草キッド)。生まれも育ちも新宿で、新宿への愛が深い。テレビやラジオで活躍する一方、全日本スナック連盟会長としてスナック文化の継承に務めている。
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【ナマ配信】玉袋筋太郎の自宅スナック「自宅ック玉ちゃん」
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