【バックナンバー】玉ちゃんのスナック論「その4 スナックは溜まったガスを抜いてくれる場所」

※本記事は『JG』vol.82(2015年11月26日発行号)に、一部加筆・修正し転載しています。
 
おしゃれなBARや居酒屋が目立つJGエリア。でも、実はそのにぎわいをスナックだって支えているのだ。古き良き昭和の香り漂うスナックの魅力を、玉ちゃん(玉袋筋太郎)が紹介!!
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【その4】
スナックは溜まったガスを
抜いてくれる場所

(新宿3丁目「SUKESAN(スケサン)」にて)
 
この店のマスター、スケさんは、若い頃は六本木で大原麗子さんや井上順さんたちのグループと一緒に遊んでたんだって。そこでナンパのテクニックを磨いたのが、スナックのマスターとしての会話術にも活かされているんだろうな。
 
とくに、スケさんは聞き上手。こっちの愚痴や悩みを聞いてくれる“カウンセラー”みたいな存在だよ。聞き手に回るってのは、相当の人生経験がないとできないよ。その点、スケさんは新宿で店を42年続けているから、色んな目にあってきたし、バブルの浮き沈みを経験してるからね。結婚だって2度しているベテランだ。
 
こういう人生の先輩たちに話を聞いてもらえる場所がスナック。ガス抜きできる場所って必要だよ。
 
■玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう)
芸人(浅草キッド)。生まれも育ちも新宿で、新宿への愛が深い。テレビやラジオで活躍する一方、全日本スナック連盟会長としてスナック文化の継承に務めている。
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一般社団法人全日本スナック連盟HP
【ナマ配信】玉袋筋太郎の自宅スナック「自宅ック玉ちゃん」
 
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