カンブリア宮殿に登場のパンの名店「365日」、その味が新宿で並ばずに買える!?
1月7日放送のカンブリア宮殿に、“異端児が仕掛ける新時代ベーカリー”として、渋谷区富ヶ谷にあるベーカリー「365日」が登場しました。朝から行列ができる人気店で、その味を求めて、近県からもファンがパンを買いに来るのだとか。
実はその系列店の「ジュウニブンベーカリー」が、新宿にも存在しています。場所は京王百貨店新宿店の中地階。京王線で通勤している私にとっては、ちょっと足を延ばすだけで立ち寄れる場所じゃないですか!
さっそくお店に足を運んでみると、テレビで見た覚えのあるパンの姿も。でも、他にも気になるパンがあるなぁ。なんだかケーキみたいな見た目のパンもあって、思わずあれこれ買ってしまいそう。これは迷う……。
結局、放送を見ていて気になっていた「クロッカンショコラ」によく似た「ショコラフランス」(税込303円)、ポップに“人気商品”と書かれていた「風船パン」(税込346円)、個人的に気になった「アンチョビオリーブ」(税込270円)の3つを購入。ちなみに、帰宅時にもお店に足を運んだところ、昼間は見かけなかったパンが売り場に並んでいました。これは、何回も足を運んでみたくなりますね。
買って帰ったパンのうち、「風船パン」と「アンチョビオリーブ」はトーストしてみました。それでは、まずシンプルな「風船パン」から食べてみましょう。
「バターを包んで焼き上げた」というだけあって、2つに割るとバターの香りがしっかり漂ってきました。見た目のふんわり感、「風船」という名前のイメージと違い、ずっしりとした重みがありますが、さて……。
うわぁ、これ凄いですね。もっちもち。いや、トロトロ!? これまで食べたパンにはなかった口溶けですよコレ! 口に入れてひと噛みしているうちに、半分ぐらいがとろけて消えてしまいました。それと同時に、バターの味が口に、香りが鼻に広がっていきます。トロトロ食感好きなら、絶対ハマるヤツですよコレは。
一方、「アンチョビオリーブ」ですが、こちらの生地は全くの別物です。表面はパリッとしていますが、中はしっかり。でも、やっぱり口溶けがいいですね。見た目のイメージよりも、生地がふんわりしています。
そして、驚いたのがオリーブのボリューム感。この手のパンは普通なら「パン生地を食べているうちに、オリーブに当たる」という感じですが、「アンチョビオリーブ」は「オリーブとパンの量が1対1」という感じ(※あくまでイメージです)。左右のふくらんだ部分は、どこにかぶりついても大粒のオリーブがゴロッと入っていました。このオリーブがとてもジューシーなんですよね。アンチョビの塩気も、いい感じに効いています。
さて、最後は「ショコラフランス」をいただきましょう。割ってみるといわゆる本場のフランスパンより、生地がしっかり詰まっていました。切れ目には自家製ガナッシュとパールショコラが2層にデコレーションされています。
かぶりつくと、サクサクとした食感のあと、口の中にチョコがトロけていきました。ん、サクサク? なるほど、これはパールショコラか、何かをチョコでコーティングしているわけですね。そして、トロけるような口溶けのガナッシュ。パン生地もこれまでと同じように口溶けが良く、チョコと一緒にトロけて、すぐに口の中から消えていきました。2種類の食感が楽しめる、ちょっとリッチなチョコパンです。
個人的な興味で選んだものも含めて、どれを食べても美味しいというのは、さすが人気ベーカリーの姉妹店ですね。その上で、すべてのパンに普通はやらない一仕事がされていて、「今まで食べたことがない」味になっていました。口溶けの良さも個性的で、これはハマってしまうと「行列に並んでも食べたい」となるのも納得です。
■ジュウニブン ベーカリー 京王百貨店新宿店
住所:東京都新宿区西新宿1-1-4 京王百貨店新宿店 中地階
営業時間:10:00~19:00
URL:http://ultrakitchen.jp/
※営業時間は1/29現在の京王百貨店新宿店のものです