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日本の色ガラス芸術の始まりは新宿区にあり!? 世界も認める「岩田ガラス」の展覧会が開催されます

2022年4月16日(土)~5月29日(日)の期間、新宿歴史博物館で「岩田ガラス新収蔵品展」が開催されます。

「岩田ガラス」は日本の色ガラス芸術のパイオニアといわれています。岩田藤七は1927年、それまでガラス工芸と呼ばれるものが無かった時代に色ガラスによる作品の制作を始めました。数々の研鑽から生まれた独特の技術、日本の文化に根差した美意識によって、まったく独創的なガラスの世界を作り上げ、日本のガラス芸術を拓きました。

その技術は長男・岩田久利とその妻・岩田糸子、孫・イワタルリにも受け継がれ、岩田家三代にわたる「岩田ガラス」は豊かな色彩と流麗な形の美しさから「昭和に生まれた奇跡」とも呼ばれています。これらの作品は、国内では東京国立近代美術館や資生堂アートハウス、海外ではニューヨークのメトロポリタン美術館やデュッセルドルフ美術館などにも展示され、国内外で高い評価を受けています。

この岩田家が藤七の代から過ごし、久利やルリが生まれ育ったのが新宿区の弁天町。写真を見るだけで夢中になるような芸術作品が、地元の新宿区で育まれていたと思うと、驚きと同時に誇らしく、嬉しくなりますね。

「岩田ガラス」の作品やより詳しい情報については岩田ガラスのホームページをご確認ください。岩田家の各人の細かな解説や、作品にまつわるストーリーが掲載されています。読めば読むほど、新宿区に住んでいて知らなかったのが恥ずかしくなるくらい、素晴らしい作品やエピソードが出てきます。

全国だけでなく海外の美術館にも展示される芸術作品を近場で、さらに無料で見られるチャンスはそうそうありません。私も調べながら記事を書いているうちに、その貴重さをひしひしと感じ始めています(笑)。ぜひ皆さんも、博物館に足を運んで、「岩田ガラス」の実物を見に行ってはいかがでしょう? 展覧会の詳細は新宿歴史博物館のホームページをご確認ください。

■新宿歴史博物館「岩田ガラス新収蔵品展」
住所:新宿区四谷三栄町12-16
会期:2022年4月16日(土)~5月29日(日)
休館日:4月25日(月)、5月9日(月)、5月23日(月)
開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
TEL:03-3359-2131
ホームページ:https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/news/104575/

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