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『四谷大好き祭り2012』~荒木町・舟町だからこその企画も盛りだくさん!!~

「荒木町界隈の魅力は、その独特の歴史が醸し出すディープな雰囲気」。

石畳の路地を歩きながらそう話すのは、四谷大好き祭り事務局の田中健二さん。『四谷大好き祭り』がスタートした当初から、毎年同イベントに携わり、イベントの盛り上がりを支えてきた方です。

 

田中さんが言う“荒木町界隈の独特な歴史”――。それは、江戸時代に始まります。

 

江戸時代、この界隈には、美濃高須藩(岐阜)・松平邸がありました。屋敷の敷地内には、大きな池と滝があり、池で徳川家康が乗馬用の策(ムチ)を洗った、とも……(その逸話が、「策の池」の呼び名の由来)。
明治になると、そのお屋敷がなくなって、大きな池を囲むように茶屋や料理屋が建ち並び、滝見客などで大変賑わったそう。その賑わいが、後に昭和後半期まで続いた花街の発展へと繋がったと言われています。

 

そんな独特の歴史を持つ荒木町は、街そのものが魅力的。大きな池(いまでも滝壷の一部が残っている)や花柳界がなくなった現在も、その名残は、荒木町独特のスリバチ状の地形や、路地に残る石畳、ズラリと軒を連ねる飲食店など、街のあちこちに見られます。

 

10月6日(土)・7日(日)の2日間は、昨年からのキャッチコピーである“ブラリズム―路地裏散歩主義―”を体現するような企画がたくさん用意されています。荒木町に普段から馴染みがある方も初めて訪れる方も、きっと楽しめるはずです。

 

「荒木町エリアが、四谷大好き祭りの会場になるのは、今年で2年目。昨年以上に、イベントの内容は熟成・拡充化しています」と田中さんは強調。

 

例えば、東京スリバチ学会による「スリバチ探求ツアー」(約1時間、6日は4回、7日は2回)では、スリバチの地形を実際に歩きながら、街の魅力を再発見できます。

また、東京理科大学・法政大学・早稲田大学のそれぞれの学生たちは、荒木町の歴史にちなんだ研究成果を発表するそうです。

さらに、江戸時代の荒木町の地形を500分の1サイズにしたジオラマや、かつて荒木町にあったと想像される“車力門”の実物大オブジェなども設置されるとか。

 

路地に沿って並ぶ露店、通りを練り歩く阿波踊り、荒木公園での音楽ライヴ――。
祭りの賑わいを背中に、ふと路地に迷い込んでみると……。

そこに何が待ち受けているのかは、当日、実際に足を運んで確かめてみてはいかがでしょうか?

 

 

大新宿区まつり協賛
『四谷大好き祭り2012 ブラリズム-路地裏散歩主義-』
【開催日時】
2012年
10月6日(土)12時~21時
10月7日(日)11時~17時
【会場】
荒木町・舟町周辺
(杉大門通り~柳新道通り~車力門通り)
※東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」徒歩2分
【主催】
四谷地区商店会連合会
(四谷一栄会、四谷二丁目発展会、四谷三丁目商店街振興組合、四谷四丁目商交会、杉大門通り商店街人気会、アトレ四谷、左門町振興会、大京町商店会、信濃町商店振興会、若葉二丁目商店会、若葉三丁目商店共栄会、四谷荒木車力門会)
【協賛】
キリンビール株式会社
【協力】
東京四谷ロータリークラブ
【公式メディア】
新宿~御苑~四谷タウン誌「JG」
【問い合わせ先】
四谷大好き祭り実行委員会
TEL 080-7011-0702(担当:田中)
http://yotsuya.jimdo.com/

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