「紀伊国屋書店 新宿本店」に「いか文庫」上陸! “エア本屋”ってなに?
――いつどこに開店しているのかわからないけど、それでも日々どこかで営業している「エア本屋」。店主、バイトくん、バイトちゃんの3人(+大勢のイカサポーター)で、どうやったら本を楽しく売ったり買ったりできるのか?を空想・妄想しながら、店舗もwebショップもないけど毎日奮闘しています。――
そんな“エア本屋”「いか文庫」が、「紀伊國屋書店 新宿本店」7階にて1月末までの期間限定でセレクトコーナーを展開中だそうです。
エア本屋? お店を持ってない本屋さん? っていうか、“いか”? 疑問はつきませんが、なんだか面白そうなのでさっそく行って参りました!
「いか文庫」本棚は7階窓際にありました。いかがいるなあ……。大きないかマスコットがぶら下がっているので、遠目にも強烈なインパクトです。小さないかマスコットもたくさんあって、いか尽くしの一角。
コーナーでは、「紀伊国屋書店 新宿本店」で開催ということで、“いか文庫的新宿本”というテーマのもと新宿にまつわる本がセレクトされているそうですよ。おお、『JG』にもぴったり! タモリ『タモリのTOKYO坂道美学入門』に、ほぼ日刊イトイ新聞『新宿二丁目のほがらかな人々』に椎名誠『新宿遊牧民』……。『JG』設置店でもある「BERG」の店長・井野明也さんの著書『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?』もありました。そして実はわたくし、ハラダも一冊買ってしまいました! 原田宗典の『スメル男』。図らずともハラダ繋がりです。体から突然異臭が漂い始めた男の話なのですが、タイトルはスルメっぽいし、「紀伊国屋書店 新宿本店」も登場するらしく、「いか文庫」コーナー訪問記念にぴったりです。
このように、「いか文庫」棚には、アクの強い読書家たちが選んだ、一筋縄では“いか”ない“いか”した本が並んでいます。あっ、「いか文庫」の“いか”ってそういう意味の……?と思いましたが、特にそういう意味はないそうです。いかが好きだからだそうです。あらら。
結局、「いか文庫」とは、どういった集まりなのでしょう? 彼ら彼女らは、本を愛する3人組。お店は持っていなくとも、自分たちの考えた理想の本屋さんについてをイベントなどで伝えていっているそうです。なるほど、それが“エア本屋”。けれど、今回の“新宿本”以外にも色んなセレクトが見てみたいので、是非イベントやフェアという形ででも、どんどん本を売っていってほしいなという気持ちはワガママでしょうか……。
「いか文庫」コーナーの本を購入した方には、「いか文庫」メンバーそれぞれが作った特典も付いてきます。また、期間中も少しずつ棚の仕様が変わっていくそうですし、フリーペーパー『いか文庫新聞』だって、部数に限りはありますが配布中。
ロゴも可愛いし、すっかり「いか文庫」のファンになってしまいました。お店を持たない“エア本屋”、そんな本屋さんもい“いか”もね<コ:彡?