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『名著百選2012【臍本(へそぼん)】~わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの一冊~』 本屋さんでの思いがけない“出会い”

 ネット通販が一般的になった今、“お店”はどう物を売っていけばいいのでしょう? ブックファースト新宿店4 周年フェア 『名著百選2012【臍本(へそぼん)】~わたしが本屋さんだったら、絶対売りたいこの一冊~』、これは1つの答えを教えてくれるフェアです。

 

 ブックファースト新宿店4周年を記念したこのフェアは、著名人に自分なりの“臍本”を選んでもらったというものです。ところで、“臍本”とは、一体何なのでしょう? “臍本”とは、臍、つまり自分の中心となる本のことを指します。「体の真ん中にある地味だけど大切なもの」、その言葉のもとに、この本たちは選ばれました。選者は、評論家・勝間和代氏に小説家・湊かなえ氏、イラストレーター・中村佑介氏などなど、各界に渡ってのそうそうたるメンバーで、確かにこの人たちの大事な一冊って気になってしまいます……。(高速増殖炉の非公式マスコット・もんじゅ君の名前も選者にありますが、本、読むんですね) そうして集まった“臍本”は約270点。豪華な人選に規模の大きさも加わって、思わず前で足を止めてしまう棚が出来上がっています。
 誰がどの本を選んだかと選者コメントなどが掲載された小冊子も配布中です。ただ先着順なので、あとで行ったらなくなってしまっているかも……。フェアは12月16日までですが、早めに行ったほうが良いかもしれません。
 実は、この『名著百選』は今年で3回目。2010年にオープン2周年記念として開かれて以来、毎年続いています。今では準備をしている段階から、「今年もやるんですか?」とお客さんの反応が来るほどの大人気イベントです。テーマも年によって違っています。2010年の“名著百選”から始まって、2011年は“この1冊が私を支えてくれた”、そして今年が“臍本”。気が早い話ですが、来年はどんなコンセプトになるんだろうと今から楽しみになってしまいます。

 

 本屋を本との出会いの場にしたいと守田店長はお話してくれました。
「面白い企画、本と出会えるということが、リアル書店の強みだと思っています」
 選者の方々は皆、イベントをしたことがあったり、来店したことがあったりと、ブックファースト新宿店と何らかの縁がある方ばかりだそうです。なので、『名著百選』フェアの大きな本棚は、開店から4年間の“出会い”の集大成だと言えるかもしれません。そして、そんな本棚から、お客さんがまた新たな一冊と“出会う”。なんだかとても幸せなつながりではないですか!
 “実際にお店を構えている”という点を最大限に活かしているので、ブックファースト新宿店は、イベントがとにかく多いことが特長です。12月15日に行われるイベント『木暮経済学VS古市社会学~僕たちの働き方はこれでいいのか~』もお店のアイデアで実現した企画だそう。こちらは『名著百選』フェア内の「木暮書店/古市書店」にある対象書籍を買い求めたあと、イベント参加希望の旨を伝えれば、先着順に参加券がもらえます。詳しくは、「ブックファースト新宿店」公式ホームページかお電話(TEL:03-5339-7611)でお問い合わせ下さい。

 

「うちは攻めていきますから」
 こんなに目が離せない本屋さん、なかなか他にありません!

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