リニューアルした小田急 新宿店の全フロアを一挙紹介! ――OP当日の内覧会に行ってきた
小田急百貨店新宿店が10月4日(火)にリニューアルオープンしました。
これは、新宿駅西口地区開発計画の一環として、本館の営業が終了したことを受けてのもの。新宿西口ハルクの地下2階~地上2階、および7階が、“新宿周辺で働く女性”をターゲットとして生まれ変わりました。
今回はオープン前後の内覧会にお邪魔することができたので、リニューアルの内容をまるっと紹介してみたいと思います。
さて、今回のリニューアルの中でも、特に注目なのが地下1階。なんと、化粧品と和洋菓子の売り場を一つにまとめた、今までにないフロアになっています。これは、ターゲットとなる“働く女性”からの需要が高い2つのアイテムに、忙しい時間の中でも素早くアクセスできるようにとの狙いがあるようです。
このうち和洋菓子の売り場には、百貨店では同店のみの出店となる「銀座甘楽」「深川伊勢屋」がオープンしています。「銀座甘楽」は看板通りに、銀座にある豆大福で人気のお店。「深川伊勢屋」は明治40年から深川に店を構える老舗の和菓子店で、看板商品の焼き団子が人気を集めています。こうした名店の味が気軽に楽しめるのが、デパ地下に足を運ぶ楽しみの一つですね。
さらに、同フロアで注目なのが「おかし日和」というコーナー。「小田急のバイヤーが集めたアイテムを定期的に提供していく」とのことで、ブランドの垣根を越えていろいろなアイテムが手に入るのだとか。オープン時には人気ブランドのクッキー缶が、ショーウインドウに並んでいました。
そのままフロアを下に降りると、地下2階は生鮮食品やお惣菜の売り場になっています。新宿駅とは地下道を通じて直結しているので、帰宅時には電車の乗り換えがてらに、夕飯やデザートを買うことができそうです。
その地下道からの入り口には、新宿初出店となる「西洋銀座」「KINTAN IN THE HOUSE」「叙々苑キッチン」がオープンしていました。「KINTAN」に「叙々苑」といえば、いずれも焼肉の名店だけに、肉好きにはたまらないエリアとなりそうです。「西洋銀座」は2013年に惜しまれつつもクローズした名ホテルの味を引き継ぐ店舗で、店頭では牛カツのサンドイッチが注目を集めていました。
さらに、入り口から伸びる通路を真っ直ぐ進むと、以前から引き続き出店している「カルディコーヒーファーム」の先にあるのが催事スペースです。この日は「リニューアルオープン! 人気の味特集」ということで、「寿司割烹 すし将」や「京だんご藤菜美」などが出店していました。
さて、いきなりデパ地下に足を運んでしまいましたが、デパートの顔といえる1階はインターナショナルブティックとなっており、多彩なブランドが軒を並べています。小田急百貨店のテナントの中でも好調の時計ブランドからは、「フランク ミュラー」「オメガ」「グランドセイコー」が出店。「モンブラン」では万年筆だけでなく、同店の上質なレザーグッズなどがラインナップされていました。
その1階のエントランス脇には、「パリで最もおいしいクロワッサン」と評判の「ゴントラン シェリエ」が出店。昨年、青山に店舗を再オープンしたことが話題になっていましたが、その人気を表すように、この日も開店後すぐに多くの人が列を作っていました。
さらに、2階は婦人服飾雑貨の売り場となっており、ハンドバッグや婦人靴などが展開されていました。エスカレーターをあがってすぐの場所はポップアップスペースとなっており、オープンからしばらくは「グッチ」のアイテムを見ることができます。中二階にはハルクに元からあったゴルフウェアの店舗が集結しており、以前と変わらずにゴルフファンが足を運びたくなる場所となりそうです。
その後は、2階の一部と3~6階はビックカメラの売り場となっているので、エスカレーターを使って7階に。フロアに降りてすぐの場所にあるのが「ギフトサロン」です。冠婚葬祭だけでなく、記念日でも使えるようなカジュアルなアイテムもラインナップ。ポップにはQRコードが表示され、その詳細を確認することができます。
その隣は催事場となっており、10月10日(月・祝)までは「あんこにトキメクスウィーツ博」が開催されています。フルーツ大福といった進化系から、おはぎなどの王道系まで全18店舗が出店しており、いろいろな味を楽しむことができそうです。
ということで、リニューアルした小田急百貨店新宿店の様子を、駆け足で紹介してみました。コンパクトなフロアの中にも、とにかく多彩なブランドが出店していたので、いろいろな出会いが楽しめる場所になりそうですね!