【四谷大好き祭り2013】街をあげての「お・も・て・な・し」!

 『四谷大好き祭り2013』の会場となる荒木町・舟町は、個性的な店が軒を連ねる飲食店街。かつての花街の名残か、夕暮れ時を過ぎるとこの街は独特の色気をまとい、訪れる人をそわそわとした気分にさせてくれるのです。

 江戸時代、この界隈には美濃高須藩(岐阜)・松平邸があったといいます。かの屋敷の敷地内には大きな池と滝があり、風光明媚な庭園をひと目見ようと、多くの人が観光に訪れたとか。
 現在、その池(「策の池」――呼び名の由来は、ここで徳川家康がムチを洗ったという逸話)は、当時のほんの一部を残すのみですが、街のシンボルとして地元の人たちに愛されています。

 この池が象徴するように、荒木町・舟町は、独特の歴史のなかで発展した街です。そんな街だからこそ、地域の――荒木町界隈に住む人・店を開いている人たちは皆、自分たちの街が大好き。街を訪れ、いろんな人たちに話を聞いてみると、そんな思いが伝わってきます。

 今年の『四谷大好き祭り2013』でも、街の人たちが皆で来場者を楽しませてくれることでしょう。まさに、街をあげての「お・も・て・な・し」です。

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