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“食財”への感謝を込めて、老舗「水たき玄海」の鶏供養

今週10日(木)から花園神社で恒例の“酉”の市が開かれますが、“トリ”といえば、去る9月23日(金)、最新号の老舗・名店特集にも掲載している「水たき玄海」の恒例行事・“鶏”供養に行ってきました。ちなみに、今年の酉の市は、一の酉前夜祭10日(木)、本祭11日(金)、二の酉前夜祭22日(火)、本祭23日(水)です。

 

鶏供養とは、名物の水たきに使用している鶏をはじめ、そのほかの料理にも使用している“食財”への感謝を込めて、1954(昭和29)年から挙行している毎秋の行事。

 

63度目の法要・鶏供養となったこの日は、“食財”の供養を主に、お彼岸ということで、従業員の方々に対する説教も行なわれました。

 

三代目の矢野賀也代表取締役社長は、「玄海は生き物あっての職業。『いただきます』の意味を、こういう機会を作って、従業員一同、理解し、意識し続けていかなければいけない」と、鶏供養の意義を説明。また、この思いは、“食財”を生み出す「生産者」のために、何ができるかを考える機会にもなるため、料理人や従業員の意識向上にもつながっているそう。

 

こういった食材や生産者への思いを知ると、食事する側も、食材や生産者、お店の方々へ感謝の気持ちをもって「いただきます」と言いたくなるもの。そして、それだけ料理も味わい深くなるはずです。

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