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【編集部連載】サステナブル新宿-英ちゃんとSDGs対談- 第一回「食」(老舗料理店の水炊き「玄海」社長/矢野賀也)

新宿でSDGsに取り組む会社と、新宿で12年建築会社を営む三建工業の今井さんが対談し、サステナブルな新宿を発信していく連載企画。

今井さんの会社では、余った端材などを使い積極的にSDGsに取り組まれているとのこと。この企画を通じて、新宿でさらなる地域の繋がりを深めていきます!

第一回のテーマ

「食」・・・フードロス対策、自給率の底上げ

インタビュアー

今井英治郎(いまい えいじろう)

岐阜県出身 。株式会社三建工業の代表取締役。バックパッカーで1年半の旅行経験も。

対談相手

矢野賀也(やの よしなり)

新宿生まれ。曾祖父が開業した老舗料理店の水炊き「玄海」の現・代表取締役社長。

玄海で取り組むフードロス対策とは?

「原材料を調達している産地をサポートする。それが僕たちのSDGsの根幹です。」と矢野さん。玄海では鶏と同じ産地の食材を仕入れ、その地域の循環構造をきちんと把握した上で取引を行っているとのこと。

また人材教育として、養鶏場で殺生される場面を見たり、田植えを手伝ったりしています。

社員一同が田植えを手伝っている様子
―「原材料が自分たちの調理場まで来る過程を知れば、自然とロスは減るはず」

建築業界での課題

一方、今井さんは「生産者ありきの飲食業と同じように、建築業界は職人さんがいないと成立しません」とコメント。

「僕らも図面を描いたり、予算管理するだけで、自分の手で何かを作り上げているわけではなくて。建築業界でも、お互いを知らなきゃいけない、お互い育っていかなきゃいけないところが課題としてありますね」

―「『食材の材は材料じゃない。財産の財なんだよ』という矢野さんの言葉が印象的です」

未来に繋ぐ仕事を―食料自給率を上げるためのアクション

日本の食料自給率は38%、つまり62%は輸入品です。矢野さんは、飲食業界としても何かできないかと思い、JA青年部と飲食業界とが協力し、米などの自給率を上げるための施策を陳情書として農林水産省に渡す会を実施しました。

2028年に創業100年を迎える玄海では、「未来に繋がる仕事を」「次世代も食べ物に困らない未来を」を使命に、現在ビジョン2040年を掲げています。

玄海の入口にある大きな太鼓の前でパシャリ

これからも玄海の取り組みから目が離せません!

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