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NHK『ブラタモリ』にも出演、内藤家第17代当主の講演で知る内藤とうがらしのルーツ

 内藤家第17代当主の講演を通じて「内藤とうがらし」を調理、試食するというワークショップ(主催:四谷図書館)が14日、四谷地域センターで開催されました。

 

 江戸時代、現在の新宿御苑一帯に下屋敷を構えていた信州高遠藩主内藤家が屋敷内で栽培していたことが始まりと言われている「内藤とうがらし」。近年では、この内藤とうがらしを現代の四谷に復活させて名物にしようと、四谷地区協議会とNPO法人スローフード江戸東京が中心となって、さまざまなイベントで苗や商品を販売し、栽培・普及につとめています。四谷界隈の飲食店でも栽培されていたり、「四谷大好き祭り2012」でも『七色とうがらし』が販売されていたりと、JGエリアで見かけることも少なくありません。

 

 四谷地域の歴史、伝統、文化を広く継承することを目的とした同イベント。調理の前には、内藤家第17代当主の内藤頼諠(よりよし)さんが、内藤家が現在の新宿御苑一帯に屋敷を構えた経緯や信州高遠とのつながりを講演。なんでも、明治時代に新政府に土地が上納されて以来、内藤家のご子孫であろうと、新宿御苑に入るには入場料が必要なのだとか……。驚きです。

 

 調理ワークショップではスローフード協会の宮崎里恵先生が実演。「料理のルーツや地理など、皿の外のことを知ると、より食事が楽しく感じられる」と、信州のそば粉と内藤とうがらしを使ったガレットや、内藤とうがらし入りきんぴらごぼうを参加者と一緒に作りました。

 

 四谷図書館では、12月12日まで内藤新宿に関するパネルや図書も展示しているそうなので、新宿御苑に散歩に行く際など、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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